ウイスキーの町ダフタン(Dufftown)
Dufftownはスコットランドではダフタン(Duff 'tonn)と発音する。モルト・ウイスキーの蒸溜所が多いスペイサイドの中でもダフタンほど蒸溜所が集中しているところはなく、ダフタンとウイスキーは同義語といわれる。現在蒸溜をしている蒸溜所が6箇所、蒸溜はしていないが、貯蔵庫が使われているところが1箇所、閉鎖されたところが2箇所である。ここで生産されたウイスキーにかかる酒税を町の人口一人当りに換算すると、英国国庫への寄与はダフタンの町民が英国で一番との試算もあるそうだ。真のウイスキー・タウンといってよい。
ダフタンへは国道A95を南からくるとスペイ川沿いのクレゲラキー(Craigellachie)で右折、左にクレゲラキー蒸溜所、しばらくして右側にウイスキーの樽を作っているスペイサイド・クーペレージ(Speyside Cooperage)を過ぎ、10数分も走ると左にコンヴァルモア(Convalmore)、そのやや奥にバルヴェニー(Balvenie)、一際大きなグレンフィディック(Glenfiddich)の各蒸溜所が見える。町中に入ると正面に有名なタワーが目に入るが、ここが町の中心である。