ブログを見てくださったみなさんからいろいろとコメントをいただいて、応援していただいていたのでご報告・・・。
昨日の夜は、私以上に夫も眠れず・・・ベッドでごそごそ。
目覚ましが鳴る前から、珍しく早起きして身支度・・・。
受験の当日のような気分だ。
朝食を食べながら、今日の裁判所でのシュミレーション。 (張り切りすぎ?)
でも、問題はやっぱり、いくらまで出せるか!ということ。
この2日間、銀行口座の残高をチェックしたり、ローンを考えたり、この近辺の不動産の値段をチェックしたり・・・。
競売とはいえ、家の状態からみて、そんなには安くないだろうし、かといって、市場と同じ価格では、競売の意味もない。部屋の修理など、費用も時間も手もかかるのを考えると、そんなには出せない・・・。
雑誌のヒリガイノン族トップストーリー
時間に余裕を見て出かける。裁判所には大勢の人が・・・前にも競売を見学しに行ったことがあるので、知っている顔が何人かいる。たいていの人は不動産関係、かな。
日本で裁判所には行ったことがないので、どんな様子かは知らないけれど、こちらの弁護士はちょっと変わった服装をしている。(小心者なので、ホール内で写真を撮れず・・・)
黒いマントを羽織って、首にはネクタイの変わりに白いよだれかけのようなものを垂らし、(黒魔術師か!)
左の肩には、端に白い毛皮がついた黒いマフラーのようなものを掛けている。
(頭に白いカツラでもかぶったら、私は大爆笑するけどな)
時間になっても他の弁護士は揃っているのに、私たちが依頼した弁護士が来ない。(焦る・・・)
約束は9時50分なのにぃ・・・。 (弁護士といえども、所詮はフランス人)
やっと、時間を過ぎて、この弁護士登場! 身分証明書と約束の小切手と、Livre de famille(結婚した時に渡される、小冊子)を手渡す。
どのように私はtrができます
10時過ぎ、やっと始まった・・・・。
この日の競売は3件。私たちの参加する物件は2件目だった。
この時、弁護士は5~6人待機している。それぞれに顧客がついている人もいれば、次の物件を待ってる弁護士もいる。当然、一人の弁護士に複数の顧客がいることもある。
裁判官の左隣に座っているマダムが、手元のキャンドルに火を灯す。
開始・・・。
「70,000ユーロ・・・」「71,000ユーロ・・・」「72,000ユーロ・・・」
それぞれの顧客が弁護士に目配りをして、もっと値段を上げてもいいよ、という合図を送る。
値段がドンドン上がっていく。
この時、私はドキドキしながら、合図を送っている「敵」を探す。
--- ある金額に差し掛かったとき、急にそれ以上進まなくなった。しばしの静寂・・・。
最後に値段が動かなくなってから、小さなキャンドルを灯していき、3本目のキャンドルが消える前に誰も値段を提示しなければ終了。
この時の金額は、私たちの考えていた十分な範囲内だったので、ちょっと期待する。(ワクワク、ドキドキ・・・)
どのように私はMySpace掲示板に私の写真を追加するには
そして、急にまた動き出した。
「155,000ユーロ・・・」「156,000ユーロ・・・」「157,000ユーロ・・・」 ・・・・・ (やめてぇ~、他の人!)
この時点で、不動産屋は諦める。手を加えるのを考えると、いい買い物ではない。
敵は一気に減った・・・。
もういいかな、もういいかな、とニコラも合図を繰り返す。
相手も手ごわい。すんなりとOKしている。 (おぉ~~、おっさん、よしてくれぃ!)
私たちのリミットプライスに差し掛かった。それでもおっさんはOKの合図。
「あぁ~~~。タンピ」 (残念!)
その後、いくらで終了するのか見守った。結果、私たちの想像よりもちょっと上回る金額で金額がストップ。3本目のキャンドルの火も消え、終了となった・・・。
このような結果似終わり、今回も見送りとなった。
いつもだったら、「あの家は、ここがよくなかった」だの、「場所がうるさいよねぇ」とか、負け惜しみの言葉が出るのに、今回の物件に関しては、まったくの非の言葉もない、完璧な家だった。
0 件のコメント:
コメントを投稿